ぽころこのユメ日記  ++叛逆の章++

このブログは健康で豊かな暮らしを夢見て日々奮闘する、一人のアラサー男の成長記録です。

【怪談録 vol.002】〜見るな〜

これは大学の先輩から聞いた話。

 

先輩の一つ下の後輩(私と同い年)に霊感のある女の子がいたんだって。

ある日、その子と霊感の話になって盛り上がった時、先輩がその子を家に誘う口実に

「ちょっと俺の部屋、空気が重いんだよね。ちょっとうち来て見てくれない?」

と言うとその子が

「いやいや、直接行かなくても写真とかあれば霊がいるかわかりますよ」

と返されたみたい。それを聞いた時、私は「ナイス!」と内心思ったものです。笑

 

バッサリと断られた先輩は、落ち込んだだろうと思ったが意外とそうでもなかったみたい。何故かというと本当に写真だけで分かるのか?という気持ちが勝ったからだと言う。

先輩はアパートに帰ってすぐに”玄関”、"風呂場"、そして”リビング”の写メを撮ってその後輩に送ったそうです。その夜、リビングのソファーでくつろいでいると、その子から着信が。

「今大丈夫ですか?どこにいます?」

 

「大丈夫だよ。写メ送ったけど見た?笑」「何か見えた?笑」

 

するとその子は「特に何も」と答え、続けて小さい声で「玄関とお風呂は、、」と呟いたそうです。

 

「えっ!リビングに何かいた??何がいた??笑」そう面白がりながら聞き返す先輩。

するとその子は

 

「あの、、、リビングは床や天井や壁からカメラに向かって大量の手が伸びてきていてよく見えませんでした。」

と言ったそうです。

 

岡山県のとあるアパートのお話でした。

 

短い話は人に話すのにもってこいですね。

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